大和高田支部 新年ご挨拶

支部便り
大和高田支部 大和高田市防衛協会
「新年ご挨拶」

大和高田支部支部長 徳井教寛

大和高田支部支部長 徳井教寛

新年おめでとうございます。昨年は安倍総理の戦後70年談話と安保関連法が可決され、今後の日本が国家として進むべき道程の指針に自信を得たような感じがいたします。
安全保障関連法が可決される過程において、特に思想的、支持基盤的寄り合い政党である民主党は、考え方の違う議員が無理に一つの党で在ろうとする為に理屈で分かっていながら無理に反対の為の反対を繰返し、あの体たらくは同じ日本人として、こまで落ちたかと言う感じでした。
日本の二大政党を目指すと言いながら、党首が共産党と一緒になって街宣車上で廃案を叫ぶ様子を見て今年七月の参議院選挙での凋落振りが伺えます。兎に角反対、廃案を叫ぶばかりで、日々刻々と目前に迫ってきている中国、北朝鮮からの危機にどう対処するのか、国家があって初めて国民の生活、自由な議論の場もありうるのに、何を考えているのか脳天気振りにはついていけません。

去年の夏以降、安倍総理をはじめとして日米が毅然として国家と世界の秩序に当然の実行を断行していることにより、心なしか中韓の対応も控えめ気味というところでしょうか(尤も中韓は経済状況が低落気味で、経済面で日本との関係が悪化すれば困る事情もあるのかも知れませんが…)何れにしても防衛協会を預かる私たちにとっては、自衛隊が本来の国を守る任務を遂行することにつき、やり易いように法律的にも整備され安心して国家の安泰を托せるようにしたいものだと思います。防衛論争が憲法論争に変化しました。冷静に考えると、現実問題としては今も尖閣周辺には中国船が大挙押しかけてきているのに対応するのは、誰がどうするのか!単純な答えを出すのに平和ボケしている人達。何とか成らないものかと思われます。

大和高田支部については、昨年3月に休眠中であった組織を再興して、支部運営を如何にすべきか模索しているところです。一般的には官公庁と民間との間には業界組合があったり、次のような補完団体があり、それぞれ法令の下達や組織間での親睦を図っています。

警察⇒交通安全協会等組織が出来ている
消防⇒地元に密着していて職員も地元が多い
納税協会⇒税金を通じて組織が出来ている

防衛省(自衛隊)と市民の間に立つ防衛協会の役割を考えたとき運営マニュアルなるものがあればと思うところですが取敢えずは次のようなことを考えています。

一、 日本人の意識高揚に関する講演会の開催
一、 自衛隊の演習や基地祭への参加
一、 支部勉強会での自衛隊に関する研究
一、 地域企業に自衛隊体験入隊の機会紹介
一、 その他自衛隊周知に関する事柄
一、 地域企業に自衛隊援護(リクルート)事業の紹介

特に奈良県では自衛隊の関連施設が少なく、自衛隊の車両や制服を着用した自衛官を見かける機会が少ないので、公務員とは言え身近に感じにくい相違点を、如何にすれば距離を縮められるかが課題ではないでしょうか。

奈良県に自衛隊駐屯地を誘致する動きがある中で、広く市民の皆様にも自衛隊の活動が身近に感じられるような事業を今後も取り入れていきたいと考えています。