大和高田支部 勉強会を開催

大和高田支部便り
平成27年11月28日(土曜日)大和高田支部勉強会が大和高田経済会館で開催されました。
講師は奈良県防衛協会顧問大久保博一氏でテーマは「防衛に関する法的枠組みの克服」です。内輪の勉強会ということもあり四十人前後の関係者が出席しました。

大和高田支部支部長 徳井教寛

大和高田支部支部長 徳井教寛

今年の9月には国会で245日の長期に亘って審議された安保関連法案が決議され、可決された意味合い、及びわかりにくいこの法案の運用と今後の展開に関し大久保顧問から内輪のお話を頂く機会を設けました。

徳井支部長より挨拶と今回企画の趣旨の説明があり、更に今年8月に発表された「安部首相の戦後70年談話」の全文を本日の資料として添付した意味合いの説明がありました。
また、本日の話にも関連した中で自衛隊が、本来の国を守る任務を遂行するには、現在の安部首相の在任期間中に憲法改正を是非とも実施しなければならない。その参考冊子として日本会議が刊行している「日本の息吹」11月号憲法改正特集号も資料として配布されました。
その後プロジェクターによるyoutube鑑賞では、

①海上自衛隊による海上戦闘でイージス艦、護衛艦、潜水艦、航空機による集団戦闘作戦で敵のミサイル攻撃から自陣を守る状況を、シュミレーションを交え放映され集団的自衛のひとつの意味合いの理解に繋がりました。

 

②先日の大阪府と市の選挙で、おおさか維新の会が圧勝、12月18日で市長を辞任予定の橋下市長が安部首相と近い関係にあり「憲法改正は安部総理の間に是非ともやってほしい」「できることなら何でもする」

と仰ってる放映もあり、憲法改正を絡めた去就が注目されます。(この2本のyoutube一見の価値があります)
大久保顧問の講演に入り、防衛法制で理解しておきたい専門用語とその意味付け、適応範囲、現状との矛盾点などの説明、たとえば武力行使と武器使用の厳密な相違と法的根拠の裏づけなど丁寧な論理的説明が行われました。
そして、現在の日本を取り巻く安全保障環境の変化は次々変化しており、それに対応するには今の憲法解釈ではどうしても手詰まりで無理があり、具体的適応運用の限界である。
有事が発生した場合に備え、切れ目無い防衛体制の整備を図り自衛隊がその本来の任務を遂行できるように、ひいては「日本の国を守るという使命」を果たせられるためにも憲法は改正する必要がある、との趣旨の講演がありました。

講演中の大久保顧問

講演中の大久保顧問